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水泳と学力

3月、4月になるにつれて「勉強に集中するためにスイミングをやめようと思っています」とフロントに来る方が増えてきます。
確かに体力を使う習い事をしながら勉強に集中するのはつらいです。
プールの授業の後の数学の授業とか眠かったですよね…わかります。

でも!
水泳と勉強についてこんなデータがありますので、ご紹介したいと思います。

体力と学力

スウェーデンにあるブンケフロという町の小学校で、体育の授業を毎日行ったクラスは、体育の授業が週2回のクラスに比べると、国語・算数・英語の成績が良かったという結果があります。

アメリカでもこれと同様のことが行われましたが、同じような結果となりました。

とくに筋力・心肺機能・敏捷性が高い子どもに関しては、算数・読解のテストにおいて高い点数を獲得しました。

そして体力がある子どもほど、その点数も高かったとされています。

ちなみに日本においても、小中学校の全国都道府県学力テストの結果と体力や運動能力の調査結果を比べてみたところ、「運動ができる子どもほど勉強もできる」傾向にあることが分かっています。

このような結果から、運動と勉強は相関関係にあると考えて良いでしょう。

https://www.jss-group.co.jp/blog/magazine/swimming-academicability

海馬の大きさがカギになっていると言われており、海馬が大きい人の方が体力があるというデータもあります。

東大生のやっていた習い事

最近よく見るようになった記事ですが、東大生の約6割が幼少期にスイミングを習っていた、というものです。
確かに子供に習わせる習い事第一位に輝くスイミングですが、割合的にみると東大以外の大学と比べると約2倍の差が出るそうです。
やはり幼少期に水泳で体力をつける→海馬が大きくなる→他社とのコミュニケーションが増える→それも刺激になる→学力があがる、と言う所に行きつくようです。

海馬とはちなみに…

海馬は、日常の出来事や学習で覚えたことを整理整頓し、大脳皮質に保存する働きをします。短期記憶から長期記憶へ情報を伝える、記憶の中枢器官です。

https://domani.shogakukan.co.jp/759435

また、同じくスウェーデンの大学のデータで

スウェーデンのヨーテボリ大学で、120万人以上を対象に26年間かけて行われた研究でも、18歳のときに体力がある人は、大学に進学し学位を取得しやすく、いい職業にも就きやすいという研究結果が出ています。

https://domani.shogakukan.co.jp/759435

また、アメリカ、カリフォルニア州のデータでは


アメリカのカリフォルニア州で、小・中・高校生約88万人を対象にした「体力」と「学力」の関係性を分析した研究が行われました。
その結果、年齢に関係なく、体力測定の成績が良い子どもほど、学力テストの成績も良い傾向にあることがわかりました。
また、その関連性は男子より女子のほうが強いという結果も出ています。女子にはスポーツを習わせてあげると、学力が大きく上昇するかもしれません。

https://domani.shogakukan.co.jp/759435

いつ水泳を始めるのがベストなのか

一番多いのが、小学一年生に上がったタイミング
小学校に上がると水泳の授業が始まるため、プール開きより少し前のタイミングで初めておいて授業に備えるという方が多いです。
また、通っている幼稚園がスイミングと提携していてずっと幼稚園の授業としてスイミングに通っていたので、卒園のタイミングで入会を検討される場合も。

2番目に多いのが、プールの授業で思ったようにできなかった時
周りのみんなが泳いでいる中、自分は顔付けが出来なかった、浮く事が出来なかった等の壁に当たった時に入会を考える方が多い気がします。
特にこのコロナ禍の中、3年程プールの授業が満足にできなかった時代があります。
スイミングを習っていた子は、定期的にレッスンを受けているので順調に泳力や技術があがっています。
その反面、まったくスイミングを習っていなかった場合3年前の段階で止まったままです。
年長さんでやったプールが最後で、気づいたら3年生の夏、泳げなかった…と言う方の入会が増えているように感じています。

3番目は、友達に誘われた、です。
泳力がないわけでもなく、プールは好きでも嫌いでもないし、得意でも不得意でもない。
可もなく不可もなく…習わなくても困っていないけど、仲の良いあの子が通っているプールがなんだか楽しそうだからやってみようかなという場面。
一緒に切磋琢磨できるお友達が同じ習い事にいると言う事は、モチベーションアップにもなるのでとても良い事だと思います。

その他に水泳の良い所は?

姿勢が良くなる!!
最近は姿勢の悪い人が増えていますね…スマホやゲームの普及による姿勢の変化のせいだと思います。

水泳が学習効果に直結すると感じた1番の経験は姿勢の保持です。
水泳をやっているとインナーマッスルの強化をはじめとするフォームの改善が指導されます。
このフォーム、姿勢の矯正は水泳ではもちろんのこと日々の学習時にも好影響を及ぼしていました。

椅子に座る姿勢が安定し、集中して学習に取り組める体力が身につきました。
私自身、少し机に向かってはすぐに椅子をおりて寝転がっていることが多くありましが、水泳をはじめて数年が経つ頃には長時間集中して机にむかえるようになりました

https://katekyo-peacenet.com/column/00098.html

ルールが守れるようになる!
集団で授業を行う上で、守らないといけないことが沢山あります。
一人一人が守れないと授業にならないので、必然的にルールを身に着けていきます。

同時に規律を守るようになったことも行動面での変化で大きな要素です。スクールでは、限られた練習コースでそれなりの人数が泳いでいるため順番や時間のことなどルールが多く設けられていました。

当然、ルールを守れない場合にはコーチから指摘を受け、全体に迷惑をかけることになります。
結果として、水泳の技術と同時に他の受講生との間に協調性が育まれていきました。
このように集団での規律を守ることは、その後中学で部活や委員会に取り組む際にも大いに役立ったと振り返ります。

https://katekyo-peacenet.com/column/00098.html

忍耐力・集中力がつく
息を止めて激しい運動を行うのはやはり辛いです。
でも辛いながらも頑張って行った事(練習)が結果を出した(泳力が上がる等)時の達成感は高いと思います。


水泳が直接的に知能のアップにつながっているというより、水泳で得た「忍耐力」や「集中力」が、勉強など人生のあらゆる場面で役立っていると言えそうです。

https://domani.shogakukan.co.jp/759435


東京大学の深代千之教授は「勉強と運動とは相関関係にあり、疫学的に双方が関係しているというデータがある」と語っています。運動では「走る」「投げる」「打つ」「跳ぶ」などの色々な動作を脳に記憶させ、実際にスポーツを行う場面で引き出して使います。

勉強では、「数学」の応用問題などは、脳に記憶させたいくつかの公式の中から適切なものを引き出し、解を導きます。運動も勉強も、脳の働きはよく似ているのです。「運動は身体で行い、勉強は頭で行う」という固定観念は、子どもの可能性を潰してしまう恐れがあります。

また、全身運動である水泳では筋肉が鍛えられ、体力がつきますが、“体力がある人ほど学力が高い”という研究結果も多く出ています。

https://domani.shogakukan.co.jp/759435

長くなってしまいましたが、以上のデータから見ると「進学のためにスイミングをやめる」よりも、「進学をするがスイミングも続ける」が理想的かと思います。
現代人には時間や金銭的な問題が出てくるので難しい事だとも感じています。
気になる事やご相談があればいつでもお問い合わせください。

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